町の図書館を通じて、遠くの図書館から借りてもらった図書。連休前に届いて、館内閲覧制限つきのため何度かでかけ、きょうが期限で閲覧を終えた。
そのうちの1冊、昭和36年の職業別電話番号簿。多少の調べごとのため請求したが、その当時、子どもの私には知るよしもなく、のちに小学校や中学校、高校で人に出会って知ってゆくことがらが、そこここに記されてあるというのはたいへん興趣だった。
とりわけて広告――。広告の有無、大小は、そのときその店の興隆を物語っていようが、店以上に、たとえば「亜炭」という業種はいまもあるのだろうか。このとき載っているのは10件。
そして、広告の書体、図柄の多くは手描きで、ポストモダンで差異化が語られるまでもない世界がそこにあった。
社会学の好きそうな材料が山のようにある。もうだれかやっていることだろう。やってどうなるの?(業績づくり以外に)という感じなきにしもあらず。だとしても、若かったらやったかもしれないが、いまはもういい。いや、若さでやれることと、やれないことがあるから、いまからやってもいいか・・・。と、思案。
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