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ガイネン

けさ目覚め、布団のなかでふと思いだした。

高校の図書室で、同級生二三人がふざけていて、教師に怒られた。教師は、「いま青年たちが○○しているのに、君たちはそのようにふざけていていいのか?」と生徒たちに言った。

わたしはこの光景を、少し離れたところから見ていた。そして以後、何度か繰りかえして想い起こしてきた。ひょっとしたら、繰りかえすうちに、お話を作りかえているかもしれないが、主旨は、その教師の潔癖性において了解してきた。のちにこの教師の名を『武功夜話』の研究で見ることになるように、研究をする教師だった。プチブルインテリゲンチャの潔癖主義──。

起床して、「○○はいつのことだっけ」と調べて見ると、48年前のちょうどいまの時期だった。図書室には暖房がはいっていたのだろうか。

カテゴリー: memoirs

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