6 12月 2017

はるハ花なつハたち花

Posted by fische on 12/06 at 03:00 PM
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はるハ花なつハたち花
あきハきく以つも
たえせぬのり能
はな
やま

うちの墓のある墓地の境界には、いくつかの碑が並んでいる。ざっと見て、昭和前期以降のものであろうか。墓地自体が比較的新しく造成されていて、その際に、もとあった場所から移されてきたと思われる。

写真は、その碑のひとつ。碑文は御詠歌で、西国三十三観音第二十六番札所、法華山一乗寺(兵庫県加西市)のそれ「春は花 夏は橘 秋は菊 いつも妙なる 法の華山」に似る。と言うのは、「のり能はなやま」だから「法の華山」なのだが、一乗寺のものは「たえせぬ」が「妙なる」と異なっている。名古屋のが誤写であろうか。

ちなみに「たえせぬ」と記す例が、石川県金沢市の金沢三十三観音霊場第二十六番札所の臨川山源法院に見える。所在地が尾張町と言うから有縁なのかもしれない。あるいは、昭和3年から源法院には長く尼僧が住していて、尼僧と有縁だった花街の芸妓が、この御詠歌を尼僧に書してもらい、碑に刻み寄進したとも。

参考 http://gorukichi.blog.so-net.ne.jp/2006-10-22
https://gamp.ameblo.jp/kanazawa-saihakken/entry-10766904504.html
https://youtu.be/8KF_LHCd2V0?t=1m37s

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