22 2月 2009

「夏の遺跡」〔最終形〕

Posted by fische on 02/22 at 11:29 PM

今年のきょうこの日も終わろうとしています。
しばらく、ほかごとに傾注しながら、「夏の遺跡」を断続的に考えてきました。これにて最終形(候補かも)です。

夏の遺跡

黒耀石は 黒土の上で
輝いていた 夢みるように
俄雨に打たれて 時を洗い流して
夏は 胸の 奥で 忘れられている

構造線は 竪穴の前で
聳えていた 大屋根のように
湧き水を抱いて 時を永遠に潤して
夏は 胸の 奥で 忘れられている

貝殻は 街路の端で
散らばっていた 星屑のように
打ち水を浴びて 時を空に放って
夏は 胸の 奥で 忘れられている

赤土の 台地の上で
帰り来ぬ 人に遇う
汗水を拭って 時を恋焦がれて
夏は 遙か 彼方で ぼくらを待っている

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