26 3月 2013

赤松啓介と見晴台

Posted by fische on 03/26 at 01:23 AM


1983年夏、岡本俊朗さんが急逝した。遺稿と追悼文とからなる本を作ることになり、岡本さんの活動を知ることのできる図書、資料を赤松啓介先生にお送りして一文をいただこうということになった。寄せられた長文の「文化財保護運動の軌跡」は望外の喜びであった。

今度、「見晴台教室」や「見晴台遺跡発掘調査のあゆみ」などを読ませていただいて、「月の輪古墳」発掘調査以後に、このような「市民参加の原則」を堅持した運動が、二十年に渉って継続されていたことを知って、まことに迂闊であったと驚いたのであり、かつその運動の中心に居られた岡本さんの努力を知ったことであります。
(赤松啓介「文化財保護運動の軌跡」岡本俊朗追悼集刊行会編『岡本俊朗遺稿追悼集 見晴台のおっちゃん奮闘記―日本考古学の変革と実践的精神―』、岡本俊朗追悼集刊行会、1985年8月2日、539頁。)

赤松先生はそう書いて、「見晴台遺跡発掘調査の具体的な様相については、現地の皆さんがよく承知しておられるので、私などまだ現地を踏んでもいないものが、とやかく申すことはありません」(前掲書540頁)と続けた。

そして1985年夏、赤松先生は見晴台遺跡に立つ。岡本さんの本の刊行記念の集いに遠路参加された翌日のこと。

赤松先生が亡くなって、きょうで13年。

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