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カテゴリー: art

続続・プレイスカルプチャー

あるいは、白セメントというのが寒水石の粉末のことを意味していて、鉄骨を設けコンクリートのように塑造したことも考えたが、園のホームページには作者が「自ら大きな石を持ち込まれて園内で制作され」たとあるため、この可能性はない。

鉄骨とコンクリートで作られたものであれば、50年以上経過すればもっと傷んでいてよく、補修のあともあるだろう。8年前に訪れたとき、そうした気配は一切なく、ひんやりとした手触りもむかしのままだった。

なにかの事情があって、寒水石と書かれなかったのかもしれない。

なお、このプレイスカルプチャーの現在地は、最初に置かれた場所から移動されている。

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続・プレイスカルプチャー


プレイスカルプチャーの材料について、園のホームページには寒水石を用いたとあったが、ここでは「鉄骨、白セメント製、ビニール塗料ぬり(1) 」とある。どういうことだろう──。

プレイスカルプチャーを設置した1959年当時の職員はまだいただろうし、なによりも浅野園長先生の在任中で、この本の著者でもあるため、誤記や情報の混乱とは考えにくい。

このうち「ビニール塗料ぬり(2) 」は納得されるところで、この寒水石が彫刻できる石だったということは、風化も容易であろうから、コーティングしたことの意と思われる。感触はぬめっとして、石のそれではなかった。

  1. 玉越三朗監修・浅野寿美子著『幼稚園教育要領に即した新教育課程・指導計画の作り方とその実際──日案を基礎として──』、株式会社フレーベル館、1966年7月25日、272ページ。 []
  2. 同前。 []
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プレイスカルプチャー


8年前、名古屋市立第三幼稚園の園庭にある遊具について、園のホームページから引いて「プレイスカラプチュア 」と書いた。ところが、きょう借りた本(1) は、これを「プレイスカルプチャー」と書く(写真(2) )。誤記かとも思ったが、同書に出てくるこの語のすべてが「プレイスカルプチャー」であった。

同書は第三幼稚園の園長はじめ教諭の編集・執筆になるため、実践記録がとられた1960年度、そして出版された1961年10月当時、園では「プレイスカルプチャー」と呼んでいたことになる。この遊具が完成した1959年9月の、半年後から2年後までのことであるため、ひとびとの記憶が混乱していたとは考えにくい。

園のホームページをもういちど見直すと、「通称「スカラプチャー」、正式な名称は「プレイスカラプチュア」」と書きはじめて、作者の彫刻家野々村一男氏に多く触れていた。このことから察すると、作品名の表記が「プレイスカラプチュア」で、「スカラプチャー」だけでなく「プレイスカルプチャー」とも通称していたということであろうか。

ちなみに英単語「sculpture」の発音は、「skˈʌlptʃɚ|‐tʃə」で「l」には母音がないため、「ラ」と「ル」のどちらでもよい。現在、一般にスカルプチャーが用いられている。

  1. 浅野寿美子編著『友だちと遊ぶこどもの姿』、フレーベル館、1961年10月30日。 []
  2. 同書、140頁。 []
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